自宅でできるホワイトニングの種類とその効果について
自宅でホワイトニングをしたいという人は、どのホワイトニングを選んだらいいか迷ってしまう人もいるでしょう。
ホワイトニングの方法はいろいろあって、その効果もそれぞれ違います。
ここでは、どんなホワイトニングにしたらいいのか悩んでいる人のために、それぞれの特徴を紹介したいと思います。
自宅でできるホワイトニング方法の一覧
自宅でできるホワイトニングの方法には次のようなものがあります。
- 歯磨きタイプのホワイトニング
- 酸化チタンを使ったLEDホワイトニング
- 過酸化水素を使った海外製のホワイトニング
- 過酸化尿素を使ったホームホワイトニング
もっと細かく分ければ選択肢は増えますが、主にこの4つの方法が自宅で行えるホワイトニングです。
歯磨きタイプのホワイトニング
その中で一番、利用している人が多いのが、歯磨きタイプのホワイトニングですね。
これは薬局などでも購入できることから、気軽にホワイトニングを始めることができます。
薬局などで販売されている歯磨きタイプのホワイトニングには、研磨剤を使用したホワイトニングが多いです。
細かい粒子がはみがき粉に含まれていて、その粒子で歯の黄ばみ汚れを落としてホワイトニングします。
比較的、安全性が高く、毎日の歯磨きでホワイトニングもすることができることから、人気が高いです。
ただ、4つの中では、ホワイトニング効果は一番低いです。
即効性はなく、続けて磨いていくことで黄ばみ汚れを落としていくので、なかなか実感しずらいのが難点です。
酸化チタンを使ったホワイトニング
お菓子などに食品添加物としても使われている酸化チタンという成分を使ったホワイトニングです。
これは酸化チタンが光にあたると光触媒という分解作用が働く性質があって、これを応用したホワイトニングなんです。
酸化チタンを使ったホワイトニングは、安全性が高く、即効性があることから、これから注目されていくホワイトニングと言えます。
今のところ薬局などでは販売していなくて、まだまだ認知されていないホワイトニング方法なんです。
過酸化水素を使った海外製のホワイトニング
過酸化水素は歯医者で行うホワイトニングで使われる成分です。
これは劇薬、劇物として指定されているため、日本では販売、購入が禁止されています。
そのため、過酸化水素を使ったホワイトニングは、海外製のホワイトニング剤を個人輸入することでできます。
過酸化水素を使ったホワイトニングは、歯の内部にまで浸透して漂白するので、芸能人のような真っ白な歯にすることができます。
ただ、過酸化水素のホワイトニング剤は刺激が強く、歯がしみる、痛むといったことがおきるため、虫歯を持っている人や、知覚過敏の人は激痛が伴うため使うことができません。
また、個人輸入する場合、なにか症状がでても自己責任となるので、注意が必要です。
過酸化尿素を使ったホームホワイトニング
過酸化尿素は過酸化水素の濃度が薄まったもの、と考えてよいでしょう。
この過酸化尿素が使われたホワイトニング剤も、日本では販売されていないのですが、歯医者でホームホワイトニングキットとして購入することができます。
歯科医の指導の元、自宅で過酸化尿素を使ったホワイトニングが自宅でできます。
過酸化水素ほど濃度が高くないため、ホワイトニング効果は下がりますが、こちらも歯の内部にまで浸透して漂白するので、歯を白くすることができます。
薬剤別、歯を白くするランキング
ここでこの4つの中でどれが一番、歯を白くすることができるのか、ランキング化してみました。
1位 過酸化水素を使った海外製のホワイトニング
やはり過酸化水素の歯を漂白する力は強いです。
結局、歯を真っ白にするには、歯の内部にある象牙質という部分も白くしなければ、真っ白にはなりません。
象牙質は歯の表面から透けてみえるため、象牙質自体が黄ばんでいたら、いくら歯の表面を白くしても真っ白にすることはできないわけです。
芸能人のような真っ白な歯にしたいという人は、この過酸化水素を選ぶよよいでしょう。
2位 過酸化尿素を使ったホームホワイトニング
先ほども言いましたが、過酸化尿素は過酸化水素の濃度を薄めたものです。
だから過酸化水素よりはホワイトニング効果は劣りますが、こちらの歯の内部まで浸透して漂白するので、ホワイトニング効果は高いです。
過酸化水素を自宅で行うには海外製のものを個人輸入しなければいけませんでしたが、過酸化尿素を使ったホームホワイトニングであれば歯医者が認めているホワイトニング剤を使うことができるので、安全性の面で安心です。
3位 酸化チタンを使ったLEDホワイトニング
食品添加物としても使われる酸化チタンのホワイトニング剤は、あくまで歯の表面の黄ばみを落として白くするホワイトニングです。
ですので、過酸化水素や過酸化尿素のように、歯を真っ白にすることはできません。
ただ、光触媒の分解作用を応用しているので、コーヒーやタバコによる黄ばみを落とすのでしたら、即効性があります。
安全に歯を白くしたいという人は、この酸化チタンを使ったLEDホワイトニングがおすすめです。
4位 歯磨きタイプのホワイトニング
ホワイトニング効果と即効性という面で、一番最下位なのが歯磨きタイプのホワイトニングです。
これは安く手軽にホワイトニングをしたい、というのが目的なので、本格的にホワイトニングをしたいという人には、物足りないでしょう。
ただ、毎日の歯磨きでホワイトニングをしたいという人には、一石二鳥ですね。
この歯磨きタイプのホワイトニングを使いつつ、定期的に上記のホワイトニング方法を行えば、より効果的でしょう。
まとめ
このランキングから言えることは、ホワイトニング効果が高いものほど、刺激が強い薬品を使っているということです。
逆に、ホワイトニング効果が低くなれば、それだけ安全性が高くなるということになります。
どちらを選ぶかは、あなたがどんな目的でホワイトニングをしたいかによると思います。
なにか記念写真を撮るときなどに、真っ白な歯で写りたいというときは、刺激が強い過酸化水素のホワイトニング剤を使うとか、日頃は歯磨きタイプのホワイトニング剤でケアをしておくとか、そんな使い方がよいのかなと思います。
あまり過酸化水素を使ったホワイトニング剤を使っていると、歯や歯茎に負担がかかるので、使いすぎには気をつけたほうがよいです。
私が一番おすすめしたいのは、酸化チタンを使ったホワイトニング剤です。
これは安全性が高く、そこそこホワイトニング効果があるので、1週間に1回使う感じでホワイトニングケアができます。
値段も歯医者などで行う費用よりかなり安く済むので、安全、安価、そこそこの効果を求めている人にぴったりなんです。
以上、自宅でホワイトニングをしたいという人に、参考になれば幸いです。